出産に伴う保険見直しについて

子どもも妊娠したし、そろそろ生命保険を考えていかなくてはね、という話になりました。
社会人になりたての時に加入した保険なので、おそらく結婚や出産を前提にした保険ではないように思うため、見直したいと考えていますが、保険はよくわからないので、どのような保険が子供のいる夫婦に合っているのか判断できません。そのため、どんな保険商品をどのくらいの額で加入しればいいのかを相談したいです。

ご相談内容のポイント

ご相談者様の概要

ご相談者様 男性(28歳)
家族構成 妻(30歳)
生命保険料 6,000円/月(夫婦合計)
投資経験 NISAにて投資信託買付

EverSideに相談してみた!

 

専属FP

生命保険に関して知りたいということなのですが、見直したいと思った理由についてお伺いしてもよろしいでしょうか。

 

男性(27歳)

はい。妻が妊娠しまして、将来生まれてくる子供のことを考えると、保障をしっかり持っておいたほうが良いだろうなと考えたためです。

 

専属FP

ご懐妊おめでとうございます!お子様のことをしっかり考えて、保障を持ちたいとお考えになったこと、素晴らしいですね。

確かに、お子様がお生まれになると、夫としての責任にプラスして、父としての責任も発生しますから、保障も大きな金額を用意する必要性が出てきますね。必要保障額という言葉は聞いたことがありますか?

 

男性(27歳)

いえ。初めて聞きました。どのくらいの額の保険金額が必要なのかを計算する、というような意味ですか?

 

専属FP

はい。おっしゃる通りです。お子さんが〇人いらっしゃる方はだいたいこのくらいですよ、というようなざっくりとした保険金の決め方ではなく、家庭ごとに今後の収支などを計算し、その計算結果に基づいた保険金というものが必要保障額です。

 

男性(27歳)

だいたいこのくらいですよ、と言われても納得しづらいですが、明確に計算できるのであれば、その保険金額には納得感がありますね。

 

専属FP

おっしゃる通りです。全然足らないのでは、保険の意味をなしませんし、あり過ぎるのも毎月の保険料の無駄ですよね。

 

男性(27歳)

確かにそうですね。できるだけ無駄なコストは払いたくないですが、そもそも足らないのでは、加入している意味がないですね。

 

専属FP

そうですね。過不足ない保険を設計してみましょう。

必要保障額を計算するには、このような情報を入力していきます。

①遺族の支出

生活費
お子様の学費
住居費用
死後整理資金(葬儀等)
相続税

②遺族の収入

遺族年金
老齢年金
お勤め先の弔慰金
資産
配偶者収入

①遺族支出から②遺族収入を引いた金額が必要保障額です。

 

男性(27歳)

うわあ…。即答できるのが生活費、住居費、資産くらいしかありません…。

なんだか計算が大変そうですね…

 

専属FP

そうですよね。確かにご自身でこれを計算しようとすると、けっこう大変かと思います。

ねんきん定期便を見せていただくなどすれば、こちらで計算できますよ。

 

男性(27歳)

そうなんですか?それはぜひお願いしたいです。

会社の弔慰金は、ちょっと勤め先の人事部、総務部あたりに聞いてみます。今、会社に電話してもいいですか?

 

専属FP

はい、もちろんです。よろしくお願いします。

お電話が終わったら教育費にどのくらいお金をかけたいかお聞きしても良いですか?

 

男性(27歳)

はい。子どもには、中学から私立に行かせたいです。

名門校に入ることができれば、将来の選択肢が増えるはずですから。

 

専属FP

なるほど。名門校となると、学費だけでなく、小学校三年生あたりからしっかりと塾代も必要になりそうですね。

こういった進学ルートは、ご主人様が万が一の際でも実現させたいですか?

 

男性(27歳)

はい。わたしがいなくなったからといって、子供の将来の選択肢を減らしたくはありません。

 

専属FP

分かりました。それでは、教育費はそのように入力します。

これで情報が出そろいましたので、フォーマットに入力していきます。

 

男性(27歳)

ありがとうございます。どんな金額になるのか、ドキドキします。

 

専属FP

お待たせしました。計算結果は5000万円です。

 

男性(27歳)

5000万円!なんと…

そうなると保険料、けっこう高そうですよね…?

 

専属FP

リスク細分型保険というものがありまして、もしご主人様がお煙草を吸わず、健康診断結果も良い結果でしたら、お安い保険料になるのですが。

 

男性(27歳)

タバコは吸いません。

健康診断結果はCが一個あるのですが…

 

専属FP

お安い保険料の料率で引き受け可能かどうかは、わたしが判断できることではないため、まずは保険会社に告知して診査してみましょう。

ちなみに保険料ですが、健康体かそうでないかでこんなに違います。

 

男性(27歳)

うわ!全然違いますね。驚きました。

健康なうちに保険に入っておかないと、とんでもなく保険料は高くなるのですね。

 

専属FP

そうなのです。生命保険とは、非常に変わった性質を持っています。健康なのでまったく必要性が感じられない、というときに購入しなければならず、お病気になって保険が欲しくなった時には、すでに買えないか、とてつもなく割高になってしまうのです。

お洋服やクルマ、スマホなど保険以外の他の商品は欲しいと思ったら買えば良いですが、保険だけは必要性をあまり感じない時に敢えて買う必要があるのです。

男性(27歳)

そう言われてみれば確かに不健康になったら急に保険が欲しくなるでしょうが、その時に入れる保険なんていうのは、条件がすごく悪そうですよね。

今回の健康診断結果で診査通過してほしいと祈るばかりです。

 

専属FP

そうですね。診査の手続きはわたしが事務面をサポートできますので、お気軽にお申し付けください。

ちなみに、奥様の保障の準備はいかがなさいますか?

 

男性(27歳)

妻の保険ですか…

とりあえず世帯主だけで良いかと思っていました。 共働きなので、やはり妻もあったほうがいいですか?

 

専属FP

そうですね。シングルマザーは大変ですが、シングルファザーだってすごく大変です。

奥様側の必要保障額も計算しておきましょうか?

 

男性(27歳)

そうですね。お願いします。

 

専属FP

かしこまりました。収入差はあるとはいえ、奥様のご収入も、今後のご夫婦のライフプラン上とても大事になってくるでしょうから、その分の保険も考える必要がありますね。

 

男性(27歳)

分かりました。必要経費と割り切ることにします。

次回は妻と一緒にお話を伺ってもいいですか?

 

専属FP

もちろんです。次回はご主人様のお手続きと、奥様へのご説明ですね。 引き続きどうぞよろしくお願いします。

生命保険料がアップする分、毎月の固定費が何か下げられないか、スマホ代、ネット代、サブスクなどをチェックしましょうか?

 

男性(27歳)

支出削減の相談にものってくださるのですね!

そちらもぜひ妻と一緒に聞きたいです。 こちらこそ、今後ともどうぞよろしくお願いします。

今回の事例まとめ

資産形成方法を総合的に見直したことで、将来の資産残高見込みが大幅に改善できた。余剰資金が出てくることによって、漠然とした将来不安を解消できた。

BEFORE

保険金 夫1,000万円/妻0円(死亡保障+医療保障)
生命保険料 約21,000円/月(更新型定期保険)
毎月の収支 50,000円/月

AFTER

保険金 夫5000万円/妻3000万円(+収入保障保険を追加)
生命保険料 約11,000円/月(医療保険+死亡保険)
毎月の収支 約50,000円/月(スマホ、ネット代を削減。使っていないサブスク を解約し、保険料を含めた固定費削減を実施

お役立ち資料を
ダウンロードする

FP相談を検討されたい方のために各サービスのお役立ち情報をまとめた資料をPDFでご用意しております。

初回無料の
FP相談を予約する

お金に関することならお気軽にご相談ください。オンラインでのリモート相談も可能です。